SEOの内部対策の一つとして meta description をご存知の方も多いでしょう。
ここでは meta description タグに関して知っておくべき事を解説いたします。
- meta description タグの概要とクリック率への影響
- meta description タグの設定方法
- meta description タグ3つのポイント
- クリック率を上げるmeta description タグの書き方
meta description タグの概要とクリック率への影響
meta descriptionは、検索ランキングには影響しません。
検索ランキングに影響すると書かれている古い書籍が多いため、独学で学ばれた方は意外と思われるかも知れません。しかし、meta descriptionは、検索ランキングには影響しません。
ですが、検索結果でクリックしてもらえるかどうかに大きく影響します。
といいますのは、検索結果に表示されるスニペット(説明文)に使われるからです。
(ただしクエリによっては使われないこともあるりますし、Googleによって置き換えられることもあります。)
下図はGoogleの検索画面です。赤枠部分をスニペットといいます。
ほとんどの検索ユーザーがタイトルとスニペットからこのページを見るか見ないかを決定しています。
であれば、検索ユーザーが「このページを見てみたい!」と思うように、meta description を書くことは非常に重要で、しっかり戦略的に考えられたmeta descriptionは、検索エンジンからの流入を増やす効果が大いに期待できるのです。
つまり meta description タグは検索エンジンからお客さんを連れてくる大きな役割があるのです。
meta description タグの設定方法
meta description タグの設定方法は非常に簡単です。
HTMLで設定する方法
下図は楽天市場さんのソースを拝借しました。赤枠の部分がmeta description タグです。
<meta name=”description” content=”楽天市場はインターネット通販が楽しめる総合ショッピングモール。楽天スーパーポイントがどんどん貯まる!使える!毎日お得なクーポンも。あす楽利用で翌日にお届け。食品から家電、ファッション、ベビー用品、コスメまで、充実の品揃え。”>
WordPressで設定する方法
WordPressの場合は、All in one SEO Pack というプラグインを使うことで、簡単にmeta descriptionタグを設定できるようになります。
meta description タグ3つのポイント
meta description タグを設定する場合、次の3つのポイントは抑えておきましょう。
1. 文字数は130文字以内に
2017年12月に、Googleはそれまで120文字だったスニペットの長さを250文字程度に増やしましたが、2018年5月に130文字程度に変更しました。つまり、その時々によってスニペットの長さが今後も変わる可能性があります。だからといって、変わる度に変更するのもナンセンス。だったら短かった120文字に合わせて設計しておけば問題は無いと思われます。
また、120文字「程度」としたのにも理由があります。色んなサイトを見てみると、どうやらキッチリと決まった数字ではなさそうだからです。
だったらなおさら、120文字以内で記述すると決めて設計することがロスを少なくする設計だと言うことができそうです。
2. ページごとにユニークなmeta description タグを設定する
meta description タグの設定は、大きなサイトになると面倒です。ですがお客さまを呼び込む影響力の強い要素ですので、そこはグッと気持ちを抑えてページごとの内容に沿ったmeta description タグを設定しましょう。
3. キーワードを1回だけ組み込む
キーワードで埋め尽くされた meta description を見掛けることがありますが、それを見てクリックしようとは思いません。ですが、一度もキーワードが出てこないと「関係ないのか?」と思うことも事実です。よって、キーワードは1回だけ組み込むようにしてください。
また検索に使われたキーワードがスニペットの中に含まれていると、そのキーワードが太文字で表示されます。これもクリックを誘う一つの要因となります。
クリックされる meta description を設計する重要ポイント
meta description に記載されている内容によって検索エンジンでのお客さんの反応が変わり、クリック率に影響してくると説明いたしました。それでは、どの様にmeta descriptionを書けば良いのかをお話しします。
ページの内容を具体的に説明しベネフィットを期待させる
検索ユーザーを動かすには、具体的なページの内容とベネフィットを期待させることが重要です。
実際の手順は「SEO効果が期待でき、お客さまを呼び込むタイトルの書き方」と同じで、文字数が120文字に増えたことが違いとなります。
ただし、タイトルタブと重複する書き方は良くありません。タイトルタグを補うような書き方が理想です。
例えばこの記事のタイトルは『検索エンジンからお客さんを連れてくるdescriptionの設定方法』です。
それを補うために meta description は次の様に記載しています。
『meta description タグのSEO的役割と集客的役割、そしてGoogleの検索画面でクリックされる簡単なテクニックと3つの注意点を解説しています。』
これによって『検索画面でクリックされる簡単なテクニック』って何だ?=『ウチのサイトもクリックされるようになるかも』というベネフィットを期待させています。
まとめ
meta description タグによって検索ランキングを上げることは出来ません。
しかし、検索画面からお客さんを呼び込むためには大きな影響力があります。
多少面倒に感じる部分ではありますが、あなたのサイトへのアクセス数が大きく変わる可能性が大きい部分です。
今一度サイトを見直して必要があれば設定の変更にも取り組んでみてください。